自転車ツーリング中の事故の危険性と予防法

ツーリング中の事故の危険性を理解しよう

ツーリング中の自転車事故には、普段慣れていない道を運転するからこそ起こる危険性が潜んでいます。ツーリング中の事故の危険性をしっかり理解し対策をしておきましょう。

道路状況の確認しておこう

ツーリングでは、多様な地形や道路状況に遭遇します。砂利道、濡れた路面、不均一な道路、穴や障害物などがあります。これらの状況は転倒やコントロールを失う原因になり、事故や怪我に繋がる可能性が高いです。事前にルートの状況を調べ、注意深く走行しましょう。

体調管理を徹底しよう

ツーリングは通常、長距離を運転するため、疲労がたまりやすいです。疲労は、判断力や反応速度の低下を招き、事故のリスクを高めるため、体調管理はしっかり行いましょう。ツーリング中に適度な休憩を取る、水分と栄養の補給をこまめに行う、無理のないペースで走行することが重要です。

事前に天気を確認しよう

長時間のツーリング中には、天候が急変することがあります。天候を事前にチェックし、必要な装備(レインコート、防寒具等)を準備しておくことがおすすめです。悪天候の場合は、危険なので中止しましょう。

ツーリングルートの計画を立てよう

ツーリングルートには、時に交通量の多い道路が含まれることがあります。自動車との接触リスクが高まるため、可能な限り交通量の少ない道路を選びましょう。また、GPSやスマートフォンのナビアプリを活用することもおすすめです。

ツーリング中に自転車事故を起こしたらどうする?

万が一自転車事故を起こした際に、パニックにならないためにも以下の5つを参考にしてください。

1.事故現場の安全確保

まず、自身と事故の相手、周りにいる人が安全な場所にいることを確認してください。
後続車の事故や怪我を防ぐために、必要に応じて自転車を道路から移動させましょう。

2.怪我人の確認と応急処置

自身や他の人に怪我がないか確認し、必要であれば応急処置を施します。自身での判断が難しい場合は、すぐに救急に連絡してください。

3.警察への連絡

事故の大きさ、軽傷、重傷に関わらず警察に連絡をしましょう。特に相手がいる事故の場合、後々揉めてしまう場合があるため、必ず警察に連絡してください。

4.保険会社への連絡

自転車保険や自動車保険に加入している場合、事故の詳細を保険会社に報告します。必要な文書や証拠(警察の事故報告書、写真、目撃者の情報など)を保険会社に連絡しましょう。

5.医療の受診:

事故後は、軽傷・重症関わらず、医療機関を受診してください。事故当時に症状がなくても、後々症状が出てくる場合があります。

ツーリング中の事故での怪我を防ぐ方法は?

cycling helmet closeup on bicycle outdoors

自転車ツーリング中の事故による怪我を防ぐためには、事前の準備と安全意識の維持が重要です。以下を参考にしてください。

 ヘルメットや手足を守るプロテクターを着用しよう

頭を守ることで頭蓋骨骨折や脳障害などの重傷事故を防ぐことができます。自分自身の身体を守るためにも、ヘルメットを着用して怪我に備えましょう。手足を守るプロテクター手袋、適切なサイクリングシューズを着用すると、転倒時の怪我を軽減できるため、こちらも着用することをおすすめします。

適切な服装を着用しよう

明るい色や反射材を使用した服を着用し、他のドライバーから確認できるような服装が適切です。また、風の抵抗を最小限に抑えるために身体にフィットした服装を選ぶようにしましょう。

ツーリング計画を立てよう

ツーリングの前にルートを調べて、危険な道路や交通量の多い区間を避ける計画を立てましょう。休憩のポイントを事前に計画を立てておくことで、長時間のツーリングをより安全に行うことができます。疲労は事故の原因となるため、水分補給やエネルギー補給の時間を設けるようにしましょう。

安全運転を心がけよう

ツーリング中の事故や怪我をしないためにも、日頃から交通ルールを守りましょう。車両との適切な距離を確保し、交差点や曲がり角では特に注意深く運転してください。

まとめ:自転車事故での怪我から守るためにも自転車保険に加入しよう

自転車事故は、加害者にも被害者にもなる可能性があります。自身が日頃から気をつけて運転することは大事ですが、万が一の事故に備えて、自転車保険に入っておくと安心です。

月々保険料は発生するものの、万が一の時には強い味方になってくれます。あなた自身が加害者になった時も被害者になった時も守ってくれるのは自転車保険です。自転車を運転する以上、積極的に自転車保険に加入しましょう。